2008.11.11 Tuesday
ネイティブアメリカン(ナバホ族・ホピ族・ズニ族・サントドミンゴ族)が作るジュエリーとは?
ネイティブアメリカンの部族の中で“インディアンジュエリー”の主な作り手として
有名なのはナバホ族・ホピ族・ズニ族・サントドミンゴ族の4部族です。
各部族の特徴をご紹介します。
<ナバホ族>
・居留地/アリゾナ州、ユタ州、コロラド州
・ネイティブアメリカンの中で最初に銀細工を作り始め、他部族へと伝授しました。
・大ぶりのターコイズなどを大胆に用いたり、「スタンプワーク」と呼ばれるタガネ
(鉄を削ったもの)でシルバーに模様を打ち込んでいく技法が特徴です。
<ホピ族>
・居留地/アリゾナ州
・アメリカ大陸最古の住民といわれています。
・自然崇拝の心が深く根付き、雲・雨・風やコーン(トウモロコシ)・ベア(熊)
など自然や生き物のモチーフにした独特の世界感がジュエリーに息づいています。
・石は使わず、シルバーのみで作られているものがほとんどであるのも特徴です。
・2枚のシルバー(銀盤)を用い、内1枚に美しいデザインを施し2枚を張り合わせて
奥行きを出す「オーバーレイ」と呼ばれる技法が得意です。
<ズニ族>
・居留地/ニューメキシコ州
・アナサジ(アメリカ原住民)の流れをくむ農耕民族です。
・ターコイズ、サンゴ、シェルなどを細かくカットし、シルバーに埋め込んでいく
「インレイワーク」という技法を用い、カラフルで繊細なジュエリーを作り上げます。
<サントドミンゴ族>
・居留地/ニューメキシコ州
・定住農耕民族で、リオグランデ川沿いで暮らしています。
・ターコイズ、ジェット、サンゴ、シェルなどを筒型やひし形など様々な形に加工し、
つなぎ合わせて仕上げるネックレスやブレスレットなどが有名です。
それぞれの部族のジュエリーにそれぞれの持ち味と魅力があり、人それぞれ好みも
違うと思いますが、私、個人的には“大自然”をモチーフにしたホピの世界と、
サントドミンゴネックレスにとても惹かれています。
人気ブログランキングへ参加しています。応援いただけると大変ありがたいです。
有名なのはナバホ族・ホピ族・ズニ族・サントドミンゴ族の4部族です。
各部族の特徴をご紹介します。
<ナバホ族>
・居留地/アリゾナ州、ユタ州、コロラド州
・ネイティブアメリカンの中で最初に銀細工を作り始め、他部族へと伝授しました。
・大ぶりのターコイズなどを大胆に用いたり、「スタンプワーク」と呼ばれるタガネ
(鉄を削ったもの)でシルバーに模様を打ち込んでいく技法が特徴です。
<ホピ族>
・居留地/アリゾナ州
・アメリカ大陸最古の住民といわれています。
・自然崇拝の心が深く根付き、雲・雨・風やコーン(トウモロコシ)・ベア(熊)
など自然や生き物のモチーフにした独特の世界感がジュエリーに息づいています。
・石は使わず、シルバーのみで作られているものがほとんどであるのも特徴です。
・2枚のシルバー(銀盤)を用い、内1枚に美しいデザインを施し2枚を張り合わせて
奥行きを出す「オーバーレイ」と呼ばれる技法が得意です。
<ズニ族>
・居留地/ニューメキシコ州
・アナサジ(アメリカ原住民)の流れをくむ農耕民族です。
・ターコイズ、サンゴ、シェルなどを細かくカットし、シルバーに埋め込んでいく
「インレイワーク」という技法を用い、カラフルで繊細なジュエリーを作り上げます。
<サントドミンゴ族>
・居留地/ニューメキシコ州
・定住農耕民族で、リオグランデ川沿いで暮らしています。
・ターコイズ、ジェット、サンゴ、シェルなどを筒型やひし形など様々な形に加工し、
つなぎ合わせて仕上げるネックレスやブレスレットなどが有名です。
それぞれの部族のジュエリーにそれぞれの持ち味と魅力があり、人それぞれ好みも
違うと思いますが、私、個人的には“大自然”をモチーフにしたホピの世界と、
サントドミンゴネックレスにとても惹かれています。
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2008.11.10 Monday
インディアンジュエリーとは?ネイティブアメリカンとは?
ターコイズといえば“インディアンジュエリー”を思い浮かべる方も多いと思います。
ではその“インディアンジュエリー”とはどういうものなのか?
まずは“インディアン”の語源ですが、その昔、15世紀末にコロンブス一行が
新大陸を目指してたどりついたアメリカ大陸の一帯、この地をインドだと思い込み、
そこに住む先住民たちを「インディアン」と呼ぶようになったことからきています。
語源としては明らかに間違った表現だったのですが、“インディアン”という言葉も
“インディアンジュエリー”という言葉もしっかり浸透し定着してしまいました。
この“インディアン”という言葉はここ数年“ネイティブアメリカン”といういわれ方に
変わってきています。
ただ彼らのジュエリーを表現するときは“インディアンジュエリー”といういわれ方が
今でも一般的です。
ですので、“インディアンジュエリー”とは…
“ネイティブアメリカン=北米先住民”が作るジュエリー(銀細工)ということに
なります。
“インディアンジュエリー”としての歴史は意外に浅く、1850年頃にスペイン人から
学んだメキシコの職人が先住民たちに銀細工の技術を伝えたといわれています。
それ以前、初期の頃の“インディアンジュエリー”の原形というのは、ただの石ころや
貝がら、動物の骨や松ヤニを塗った木切れなどで作られていましたが、位の高い者
だけはターコイズを身にまとっていました。
ターコイズという石は偉大な「空」と命の源である「海」と同じ色であるという
ことから、大自然と共に生きるネイティブアメリカン(インディアン)たちに
とっては“神聖な石”として、たたえられてきました。
その後20世紀の初め頃に複雑な幾何学模様に石をはめ込む技術なども発達し、
現在出回っているようなシルバーとターコイズが織りなす精巧で魅力的なジュエリー
へと発展していきました。
“インディアンジュエリー”の主な作り手となっているネイティブアメリカンの部族は
ナバホ族(アリゾナ州,ユタ州,コロラド州)・ホピ族(アリゾナ州)・ズニ族
(ニューメキシコ州)・サントドミンゴ族(ニューメキシコ州)の4部族です。
ついでのお話になりますが、
我がショップ『アジアンブルー』ではターコイズをメインに使っていますが、
インディアンジュエリーショップとは異なります。
(*ただし、一部セレクト商品にはインディアンジュエリーが登場したりもします。)
個人的にインディアンジュエリーはもちろん好きで、好きというより
“あこがれのジュエリー”ではありますが、とても高価なものです。
また、それだけ魅力的で存在感のあるジュエリーですので、どんなファションにも
合うわけではありません。
それで、もっと身近に、もっと広く、日常的にターコイズにふれていただけたら…
そんな思いから、私たちが伝えたいこと、形にしたかったことというのは…
ターコイズは主役にもなるけど脇役としても光るアイテムであるということ。
一部の限られたファッションや季節だけではなく、ターコイズを1年中、しかもTPO、
様々なシチュエーションでオシャレに着こなせるアクセサリーに仕上げること。
そういう“ターコイズ(他天然石)アクセサリー”を目指してきました。
おっと、この、ショップの“特徴や思い”になると熱く長くなってしまいそうなので、
また今度、別記事でアップしたいと思います。(笑)
ではその“インディアンジュエリー”とはどういうものなのか?
まずは“インディアン”の語源ですが、その昔、15世紀末にコロンブス一行が
新大陸を目指してたどりついたアメリカ大陸の一帯、この地をインドだと思い込み、
そこに住む先住民たちを「インディアン」と呼ぶようになったことからきています。
語源としては明らかに間違った表現だったのですが、“インディアン”という言葉も
“インディアンジュエリー”という言葉もしっかり浸透し定着してしまいました。
この“インディアン”という言葉はここ数年“ネイティブアメリカン”といういわれ方に
変わってきています。
ただ彼らのジュエリーを表現するときは“インディアンジュエリー”といういわれ方が
今でも一般的です。
ですので、“インディアンジュエリー”とは…
“ネイティブアメリカン=北米先住民”が作るジュエリー(銀細工)ということに
なります。
“インディアンジュエリー”としての歴史は意外に浅く、1850年頃にスペイン人から
学んだメキシコの職人が先住民たちに銀細工の技術を伝えたといわれています。
それ以前、初期の頃の“インディアンジュエリー”の原形というのは、ただの石ころや
貝がら、動物の骨や松ヤニを塗った木切れなどで作られていましたが、位の高い者
だけはターコイズを身にまとっていました。
ターコイズという石は偉大な「空」と命の源である「海」と同じ色であるという
ことから、大自然と共に生きるネイティブアメリカン(インディアン)たちに
とっては“神聖な石”として、たたえられてきました。
その後20世紀の初め頃に複雑な幾何学模様に石をはめ込む技術なども発達し、
現在出回っているようなシルバーとターコイズが織りなす精巧で魅力的なジュエリー
へと発展していきました。
“インディアンジュエリー”の主な作り手となっているネイティブアメリカンの部族は
ナバホ族(アリゾナ州,ユタ州,コロラド州)・ホピ族(アリゾナ州)・ズニ族
(ニューメキシコ州)・サントドミンゴ族(ニューメキシコ州)の4部族です。
ついでのお話になりますが、
我がショップ『アジアンブルー』ではターコイズをメインに使っていますが、
インディアンジュエリーショップとは異なります。
(*ただし、一部セレクト商品にはインディアンジュエリーが登場したりもします。)
個人的にインディアンジュエリーはもちろん好きで、好きというより
“あこがれのジュエリー”ではありますが、とても高価なものです。
また、それだけ魅力的で存在感のあるジュエリーですので、どんなファションにも
合うわけではありません。
それで、もっと身近に、もっと広く、日常的にターコイズにふれていただけたら…
そんな思いから、私たちが伝えたいこと、形にしたかったことというのは…
ターコイズは主役にもなるけど脇役としても光るアイテムであるということ。
一部の限られたファッションや季節だけではなく、ターコイズを1年中、しかもTPO、
様々なシチュエーションでオシャレに着こなせるアクセサリーに仕上げること。
そういう“ターコイズ(他天然石)アクセサリー”を目指してきました。
おっと、この、ショップの“特徴や思い”になると熱く長くなってしまいそうなので、
また今度、別記事でアップしたいと思います。(笑)
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